自然から生まれた人間の体には自然が濃縮されている。
自然が病気となる時、多くは環境バランスの悪さが原因であり、それは人間の身体でも同じ事が言える。
自然界の木で考えると…
土の栄養分が多い、水気が多すぎる、日当たりが悪いなど、いくつかの偏った条件によって自然環境のバランスが崩れ、木々が病に侵されていく。
身体の一臓器を山に生えている一本の木に例えると、山に一本の枯れ木が出来た場合、環境バランスの崩れや木の育つ良い環境が作れなくなったことが根本の原因であるにもかかわらず、それを見ずに枯れ木のみを見て薬を与える。すると健康な周りの木々までもが薬によって悪い影響を受けてしまう。
さらに、環境を整えないため、結果、山全体をも侵してしまうことになる。
つまり、身体も環境バランスを整えることが一番大切な事。
このバランスを見極め、良い環境作りを整えていくことが、本来の健康を手にする考え方であり、東洋医学の理論である。
また、環境を崩し、病となるきっかけを作ったのは、自分自身であるため、その事に気づき、受け止め、自分で改善を試みる人でなければ、真の健康は手にできない。
そして、体内の環境を見極め、東洋医学に伴った技法を修得するには、漢方の知識と長年の臨床経験が必要であるが、それを誰もが自分で気軽に修得出来る様にアカデミーの開校へと至った。
多くの人々に実践と理論の両面より学んで頂き、広く健康を手にしてもらえることを切に願っている。
一般社団法人日本伝統医療協会
創始者 鎌谷武
～この先生の“思い”を私たちは後世につないでいきます～
